わたなべブログ / blog

昨年学んだこと

 こんにちは、歯科衛生士のHです。私は昨年何度かセミナーに行かせていただきそこで口腔内細菌叢の土台は幼少期に形成されるので、子供の頃から適切な口腔ケアができていれば口腔内細菌叢のバランスが整い将来的に虫歯や歯周病になりづらくなることを学びました。逆に言うと、幼少期に適切な口腔ケアができていなかったり、歯科治療での痛い思いや恐怖の経験がトラウマとなってしまい、大人になってからも歯科医院への受診を避けてしまう方は将来的に虫歯や歯周病で歯を失ってしまうリスクが高くなります。

 実際の診療でも歯科治療に対して苦手意識があったり、子供の頃の治療がトラウマで症状が出てくるまでなかなか歯医者に来れなかったという方も多くいます。確に歯科治療は嫌な音がしたり、時には痛みを伴うこともあるため苦手な方が多いです。しかし、虫歯をそのまま治療しないでいるとどんどん進行してしまいます。虫歯が深ければ神経をとらなければいけなくなり治療回数も多くなります。でも、虫歯が小さいうちに見つけることができれば1回の治療で済むことがほとんどです。

 歯科医院には痛みが出てから来るのではなく、定期的に健診に来れば虫歯を小さいうちに見つけることができたり、虫歯にならないように予防することができます。多くの方に気軽に歯科医院に来てもらえるように歯科衛生士として今後も患者さんに寄り添って不安な気持ちを和らげることができるように励んでいきたいと思います。