わたなべブログ / blog

矯正治療にて歯茎が下がってしまった。。。

今回は血が苦手な方や気分を害する方がいらっしゃるかもしれません 

 苦手な方は見ない方がいいかもしれません 

  治療の情報の一環として上げています

 

 

    ↓

 

 

以前の勤務先のスタッフです。

矯正治療を受けてだんだんと歯茎が下がってきた。心配と相談を受けました

見ると、両隣に比べて下がっておりしみたりはしないが、見た目が気になる、だんだん下がってくるのではないかと

日本人など、東洋人は歯肉及び歯槽骨(歯を支える骨)が薄い傾向にあります。

予防意識の高まりで、ブラッシング圧が強かったり、長時間ブラシが続いたりすると下がりやすかったりします

今回の歯肉移植術は骨の回復は見込めませんが、歯茎を厚く下がりにくくするために効果的です。

適度なブラシ圧、補助器具の使用で経過を見るということもありだと思いますが、

見た目が気になってくると、それだけでは改善できません

適応症があり、歯周病由来のものには効果が薄いようです。(特に歯を支える骨や歯茎が全体的に下がっているケースでは適応外です)

また過去に先人達が多くの術式を世に出してきているため比較的成功率の高い方法とも言えます

FGG   CTG  有茎弁 など多岐に渡ります

今回はCTG法にて行っております

術式は用語を入れて検索すると色々な所に載っております

 

 

 

 

当該部位に試適して、当該部位に挟み、両サイドから移植片の血液供給が期待できる方法です

1週間くらいは細い糸で塗ってあります外してからは歯茎の成熟を待ちます

丈夫な歯茎になり満足した様子でした。

歯茎の白っぽい部分は移植の表層の成分が移りました。

改善策は表層をレーザーなどで焼くことで改善が期待できますが、それ以上は望まれませんでした

CTG法 8万円 

注意 二箇所傷口ができます

   1週間以内に固定が外れたりすると生着率が下がります。

   適応症があります