わたなべブログ / blog

親知らずの有効活用について、、、

 

 

今回は左上の奥から2番目です

かなり多くの歯質が失われています。

レントゲンでも膿みが溜まっているのが確認でき、、これは残念ながら残すことは難しいでしょう と説明

この時選択肢 1入れ歯(取り外しができる)

         2ブリッジ(両隣の歯を削り固定するものです)

         3インプラント(人工歯根と言われるもの、多くはチタン性最近

        はジコニア性もちらほら)

          4親知らずの移植治療

全てを話したところ、まず移植の可能性を検討してみたい

 

まず、対象となる部位のサイズを計測していきます①

次に候補となる歯のサイズを計測していきます。②

①>②のサイズなら通常可能です、たまに①=②や①<②のサイズで行うこともありますが、歯の根が露出したりします

 で、今回の場合は①>②でしたが、長さが2ミリ程たりません、及び病変も気になります

数年前に保険治療で別日の移植も認められるようになったので、

まず抜歯をして二週ほど待ちます。その時、徹底的にキレイにして、オステオトームテクニック(上顎洞底挙上術)を少ししておきます。

 

で二週間後本題の移植にかかります

 

移植から4日目にはワイヤー固定に切り替えて、3週間後の根の治療に備えます

大体5、6週もするとかなりしっかりくっついてきます

 

注 親知らず及び埋伏(埋まっている歯)は移植の適応ですが、サイズや根の形態によってはできないこともあります

 保険適応で3割負担の方で2万円くらいの負担だと思われます