子供の歯が折れてしまったら
歩き始めから部活中の事故等、0歳から10代まではよく起こるトラブルです。
取りありずぶつけたら歯科の受診してください!
歯科での対処としては破折の程度を確認し、破折が神経まで及んでる場合は、根の治療が必要になります。
神経まで到達してなければ、歯を本来の形態に回復する必要があります。
破折片がある場合は、これを接着する方法もありますが、強度の低下や変色の問題を覚悟しなければなりません。
また破折する頻度が高い上の前歯は物を噛み切る役割の他に、発音に際しても重要な役割を司っています。例えば『サ行』を発音する際は上の前歯の裏に舌先を当てるため、的確に修復しないと発音に問題が出ます。特に6歳前までの乳歯は発音機能の完成に重要であるため、注意が必要です。
また程度にもよりますが、破折により舌突出癖などの舌癖が惹起され、咬合の異常に繋がることもあります。
さらに、審美的な問題によりコンプレックスにつながってしまうこともあります。
その際は機械的強度や審美性を考慮して被せ物が必要となりますが、顎の骨の成長が止まるまでは、白い詰め物で経過を見た方が良い場合もあります。