わたなべブログ / blog

皆さんもよく耳にするあの病気。実は口腔状態と関わりがあるって知ってましたか?

*脳卒中(脳梗塞や脳出血、くも膜下出血の総称)

歯周病は血液疾患、呼吸器疾患のほか全身に様々な影響を及ぼし、脳卒中との関連が注目されています。

問題になるのは歯周病原因菌。

歯周病や虫歯を放置すると歯茎からの傷からばい菌が脳に入り込み脳梗塞や脳出血、くも膜下出血を起こします。

歯科通院による歯周病対策は脳卒中の予防、再発を防止します。

*糖尿病

歯周病は糖尿病の重大な合併症の一つです。

これは高血糖によって感染を防御する力が低下し、歯周病原因菌の増殖を制御できなくなるため。

歯周病が重度であるほど血糖コントロールの状態が悪化します。

歯周病の

治療で歯周組織の慢性炎症が改善するとインスリンの働きが良くなり、HbA1が0、4%から0、7%低下すると報告されています。

*認知症

高齢になると歯や口の機能が低下し、様々な病気を引き起こす因子になります。認知症もその一つ。

歯の喪失はアルツハイマー型認知症のリスクを高めることも明らかになっています。

血液を介して脳内に入り込んだ歯周病原因菌がアルツハイマー型認知症の原因の一つであるアミロイドβ蛋白を増やし、認知症を悪化させることがわかってきました。

*メタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームの5つの診査基準のうち陽性項目が4つ以上の人は、歯周病のリスクが6、6倍に上昇していることがわかりました。

歯周病の人はメタボリックシンドロームになりやすく、悪化しやすいことが実証されています。

*狭心症・心筋梗塞

歯周病の人は虚血性心疾患の発症リスクが高くなります。

これは歯周病原因菌や毒素が炎症をひき起こし。粥状硬化を進める働きがあるため。

*関節リウマチ

歯周病が原因で免疫異常が惹起されて、関節の炎症に結びついてしまいます。

関節リウマチと歯周病とは双方向の関係性があり、歯周病の人は関節リウマチになりやすいことがわかっています。

関節症状が出れば歯磨きしにくくなり、より歯周病が悪化します。

悪循環にならないように歯周病を悪化させないようにしましょう